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ウォシュレットは賃貸や分譲でも、最初から取り付けられているので取り外し方が分からないという人は多いでしょう。
ウォシュレットは水を扱う設備ですが、電化製品なので様々な部分が故障します。
考えられる不具合やトラブルの症状は以下があります。
緊急性が高い不具合はないものの、床に水漏れが起こると非常に困ります。
今回はウォシュレットの取り付け方や、取り外し方について詳しく解説していきます。
行う際は止水栓を閉めて水が出ないことを確かめてから、作業を行いましょう。
説明書がある場合は、それも読みながら作業を行ってください。
目次
「トイレが水漏れして床が濡れてる!」
「ノズルから出る水の水圧が弱くなっちゃって全然お尻に当たらない!」
皆さんのお宅はどうですか?
ちゃんと快適に使えてますか?
もしかして故障したからそのままコンセントを抜いてある?
・・・なるほど。
今や温水洗浄便座は、外に出ても会社、お店、駅でもどこへ行っても付いてるのが当たり前。付いてないトイレの方が少なくなってる様な気がします。
温水洗浄便座はTOTOのウォシュレット、LIXILのシャワートイレ、その他、パナソニックや東芝など各電気メーカーも色々な温水洗浄便座を販売しています。
そう、水回りの商品だけど電化製品でもあるんですよね。
だからホームセンターだけでなく家電量販店や総合量販店などでも格安で数多くの商品が出回り手軽に買って自分で取付なんて事が当たり前のようになっています。
「修理しようと思ったけど10年近く使ったから新しくしようか。」
「修理も結構費用がかかるみたいだし、部品が無ければしょうがない」
いまの電化製品は昔と違って10年もてばいいのですね。
ここではそんな方の為にウォシュレット(※以降呼び方は皆さん共通呼名になってるウォシュレットで統一します。)の交換方法、注意点をご説明します。
その前に参考としてウォシュレットの不良になった時の状況をいくつかご説明します。
どこから漏れてるかわからないが床に水漏れがある。
ウォシュレットのどこかから漏れてる場合がありますので低い位置からウォシュレットを観察してみてください。
いつまでもポタポタ漏れ続けます。
強さを最大にしてもチョロチョロ・・・
電源を入れなおして作動するかテストしてみましょう。
壁リモコンの場合は電池切れの場合もありますので電池を入れ替えてみましょう。
電源がしばらく切れていた場合で、貯湯式の場合はお湯になるまでしばらく時間がかかります。
暖房便座のスイッチが入っているのに一向に暖かくならない
その他まだまだ不良状況はありますが上記の不良はほとんどが機能部の不良ですので、修理が可能かはメーカーメンテナンスの判断になりますが、年数的に10年位のものであれば交換を考える頃なのかもしれません。
それでは交換してみましょう。
トイレ内の止水栓を閉めます。止水栓はハンドルを回すかハンドルがない場合はマイナスドライバーを使って止めます。
同じような止水栓が2つある場合、片方はウォシュレット用の止水栓ですので、壁や床に近い方の止水栓を閉めます。
止水栓が回らない場合、無理に回そうとすると壁や床の中の給水管を折ってしまう場合があるので決して無理には行なわないでください。
レバーをひねってタンクに水が給水されないか、確認してください。
この時タンクのフタは外してしまいましょう。
止水栓が回らず閉められない場合、閉めても水がきちんと止まらない場合、閉めても水がきちんと止まらない場合は元栓を閉めて下さい。
この時、再度水が止まっているか確認をしてください。
コンセント、アース線の順番で外しましょう。取付はアース線、コンセントの順で。
止水栓の上に取り付けられている分岐栓からタンクまでの給水管を付属の金属レンチ又はモンキーレンチで外します。
止水栓に取り付けられている分岐金具を外します。
貯湯式ウォシュレットはタンクに水が貯まっています。タンクは基本右袖操作部の下です。
f-1タンクの下に丸いつまみがあれば回すと外れて水が出ます。
f-2つまみがないタイプは凹凸がありますので、マイナスドライバーなどを差込んで回すと回ります。
必ず洗面器などで水受けをしてから外してください。
水抜きをしても多少の水は残ります。
また、水抜きしないタイプも少量の水は残ります。
また、水抜きしないタイプも少量の水はウォシュレットに残っています。
外してから外に運び出す時に、床に水がこぼれる場合がありますのでご注意下さい。
付属の便座外し工具を使用します。本体を上に持ち上げて外して下さい。
ウォシュレットに隠れていた便器は尿石などで汚れていると思いますので新しいウォシュレットを取付る前にお掃除をしましょう。
ここまでで、ウォシュレットの取り外しは終了です
付属している黒いゴムボルト(上面ボルト)は、少し水に濡らすと差し込みやすくなります。
黒いゴムボルト(上面ボルト)は通常プラスのネジ止めですが、止めるときはプラスドライバーで手回しで止めて下さい。
電動工具をお持ちの方も極力、手回しで行なって下さい。
ベースプレート、上面ボルトを破損させる場合があります。
プレートがしっかり固定されていればそれ以上強く締める必要はありません。
あまり強くしめすぎると、本体をスライド取付する時にスムーズに入らなくなりますのでご注意下さい。
この時も必要以上に強く締め付けないでください。固定ボルトが破損します。
パッキンの取り付け忘れにご注意!
クリップは確実に取り付けロックして下さい。スムーズにロック出来ない場合はクリップが正しく取り付けられていません。ホースがきちんと差込まれているか、クリップの取り付け位置は正しいか確認して、再度取り付け直して下さい。
正しく取り付けしてないと、止水栓を開けた際に水漏れします。ご注意下さい。
ホースの長さは決まってしまってますが止水栓の位置はまちまちです。
ホースの長さを上手く調整しながら、絶対にホースが折れない様に注意して取り付けて下さい。
ここが皆さんの腕の見せ所です。頑張って!
タンク側の取り付けの際に注意する事は、必ず片手でタンク内のボールタップ(給水弁)を押さえて、ナットを締めて下さい。
タンクのフタを閉めたままナットを締め付けて、タンク内のボールタップが一緒に回ってしまい、ウォシュレットの取り付けが終わった後、タンクの水が止まらなくなったと言うケースは多々あります。ご注意下さい。
フタを締める時、手洗いに繋がっているホースが内部部品に干渉しないように、中を見ながらフタを閉めると良いでしょう。
分岐金具、給水ホースの取り付け口を必ず触って水漏れの確認をして下さい。
アース線、コンセントの順で取り付けましょう。
正しく作動し温水の確認が出来たら全て完了です。お疲れさまでした。これからまた快適にウォシュレットをご使用ください。
※取り付けにあたっては、必ず施工説明書を見ながら行なって下さい。
また、使用にあたっての注意事項もしっかりと読んでおきましょう。
せっかく新しく購入したウォシュレットです。慌てて無理をして取り付けようとして、破損させてしまっては元も子ありません。
どうしても無理だと判断された時は専門の水道業者にご相談ください。