洗濯場つまりの作業・料金事例を公開

お客様に状況を聞いた限りトラップの清掃不足が原因だと思い、トラップの分解・清掃とその先で詰まってるようならトーラーや高圧洗浄の作業パターンをいくつかご提案いたしました。とりあえず洗濯パンの排水トラップを分解してみると汚れが溜まりつまっている状態でした。溜まってる汚れを取り除いてキレイにして、トラップの無い状態でバケツから水を流して確認したところ無事に流れたので、次にトラップや式洗濯機の排水をセットして稼働させてもしっかりと流れたので作業を終了しました。

洗濯機の下に足場はありましたが、排水口の位置が壁側だった為、洗濯機を取り外さないと排水口の清掃が出来ない状態。なので、まず洗濯機を取り外しました。洗濯水栓を閉め、洗濯ホースの水抜きをしてホースを取り外し、コンセントとアースを取り外し、洗濯機本体を取り外しました。排水トラップを取り外し、電動トーラー作業で詰まっている物を絡め取りました。詰まっていた物は繊維埃や繊維カスが合わさった汚れでした。

ドラム式洗濯機は大きくて重い為、動かすことがとても大変です。排水口の位置によっては自分で簡単に掃除できないということもあります。今回は、壁と洗濯機の間のスペースが狭く、慣れていないと排水トラップの清掃は出来ない状態でしたが動かさず作業できました。排水トラップを取り外して見ると大量の繊維埃がトラップ内にも排水口内にもありました。排水口内はローポンプ作業で汚れを取り除き、トラップを清掃し、無事流れるようになりました。

排水管の詰まりであった為、お客様とも話した結果、今回は高圧洗浄で作業することになりました。排水口から洗管ホースを排水管内に入れて行くと、1ｍ位の所で入らなくなりました。曲がり角の感覚では無かった為、詰まりと判断。高圧洗浄を実施していると泡のような物が排水口からブクブクと出てきました。汚れの泡というより洗剤の泡と言う感じでした。しばらく続けると泡も収まり、流れるようになりました。

洗濯機の排水は他の排水と比べて水量が多く、勢いも強いです。一時的に溢れるというのは、詰まりによって排水管内が狭くなっていて、そこに大量の排水が来ることで引き込みが間に合わずに起きる症状です。そして、水の通り道はある為、時間が経つと流れて行くという訳です。密閉した詰まりで無いとローポンプでは効果が半減してしまうので、今回は洗濯機を移動してワイヤーで直接つまりにアプローチするトーラー作業で解消しました。

洗濯機の排水詰まりは排水トラップ付近に繊維埃や繊維クズが溜まってつまることが多く、今回も排水トラップを外して確認しようとしましたが、トラップ部が固着して手では外せませんでした。工具をトラップの出っ張り部に引っ掛けて回すと取り外すことが出来ました。取り外してみると繊維埃が大量に溜まっていた為、取り除いてトラップをきれいに清掃。取り付け直して洗濯機の排水をしたところ、しっかり流れるようになりました。