原因・状況
台所から臭いがするとのことで見てみると、台所のシンクにトラップが無いタイプで、外のマスにトラップがありました。シンクの排水口からマスのトラップまでの排水管内に汚れが蓄積して、臭いが発生していたようでした。
作業・施工内容
排水管に詰まりは無く、ただ汚れている状態だったので高圧洗浄をすることになりました。マスのトラップ部を取り外し、マス側から高圧洗浄を実施。元々、詰まりはありませんでしたが、詰まっていてもおかしくない程の汚れが出てきました。排水管の内側で層のように汚れが付いていたと思われます。床下排水管の汚れを一通り取り切った後、シンク下の蛇腹ホースも交換して作業完了しました。後日お電話でお話を伺うと無事、臭いは無くなったと仰っておりました。
ポイント(予防策・注意点)
今回のケースでは以下の通りです。
① マスにトラップがある排水管は、年月が経つと下水の臭いが発生しやすい
② トラップマスがある排水管の悪臭は詰まりの予兆の場合も。
現在、多くの住宅でシンクにトラップが付いていて、マスにトラップがある住宅は少ないです。マスにトラップがある場合、排水管内の汚れが溜まると下水臭が発生します、その汚れがもっと酷くなると詰まりになるのです。悪臭の段階で対処できれば、詰まりのリスクも下がります。
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